とっても高級な繭玉
繭玉の種類
これまでは、「激安」にこだわって超お買い得な繭玉ばかりをご紹介してきましたが、繭玉にも「繊維のダイヤモンド」と呼ばれるほどの高級な物があります。
蚕(かいこ)は系統によって白・黄・紅・笹・緑など様々な色の繭を作ります。
繭色は様々ですが、実は桑に由来するカロテノイド色素とフラボノイド色素によって決定されます。
繭にカロテノイドが取り込まれると黄色や紅色(褐色)になり、フラボノイドが取り込まれると笹色や緑色になります。
また、色素が何も取り込まれないと白になります。
私たちがよく知る白い繭玉は、一般に「家蚕」(かさん)と呼ばれる種類の蚕が作るものです。
この家蚕は、数千年前から人の手により飼い馴らされて家畜化し、室内で飼育されています。
これと対称的に、屋外の自然の中で育った蚕を「野蚕」(やさん)と呼びます。
この野蚕種の一つが「天蚕」(てんさん)と呼ばれます。
天蚕は日本原産であり、自然の山野で「クヌギ」や「コナラ」等の葉を食べて生息しています。
天蚕は雨露・日光・気温の変化など過酷な自然環境に耐え、太陽など自然の恵みをたくさん受け、さらにその自然環境に耐えうる丈夫な繭をつくります。
その繭玉は、美しいエメラルドグリーンの色をしており、その繭からとれる絹糸は繊維の「ダイヤモンド」とも呼ばれています。
天蚕について
また、天蚕の絹糸は家蚕と比べ、1つの繭から取れる糸の量が少ないため、その希少性と他にはない色合い、手触り、光沢などから最高級の絹織物とされ、驚くほど高額な値段がつけられています。
黄繭や紅繭といったカロテノイド繭に比べて、笹繭(ささまゆ)・緑繭(りょっけん)といったフラボノイド繭は極めて複雑で、これまでほとんど不明のままで した。
フラボノイド繭は、最近、その抗酸化作用や紫外線の遮蔽効果などの機能性が着目され、特殊用途の絹糸や化粧品の生産に活用されるようになっています。
笹繭には白繭と比べてフラボノイド成分等が格段に多く含まれ、10倍の違いがあるとの研究成果が公表されています
【フラボノイドの効果】
・抗酸化作用 ・心血管系、高血圧の軽減 ・抗アレルギー、抗炎症作用
・糖尿病・肥満への作用 ・抗がん性・抗細胞増殖作用 ・抗骨粗しょう症
・エストロゲン様作用 ・抗ウイルス性 ・虫歯
価格の比較
一般的に知られている白繭玉と珍しい緑繭玉の価格を比較します。取り扱っているショップによっても価格は違ってきますが、平均的な金額で計算すると下記のようになります。
● 白まゆ玉…¥450/20粒(1粒あたり¥22)
● 緑まゆ玉…¥1,200/20粒(1粒あたり¥60)
緑繭の金額は白繭玉の約3倍の価格になっていることがわかります。
フラボノイドやセリシンの含有量が白繭玉の10倍ほどあると考えれば、この価格はかなりお得です。
ちなみに…黄色の繭(黄金色繭玉)は¥3,000/10粒で販売されているので、1粒あたり¥300にもなる繭玉もあります。
繭玉の価格の差は、種類(品質)によって違うことがわかります。