繭玉の基礎知識
繭玉について少し詳しくご紹介したいと思います。
繭玉って蚕が口から吐き出す繊維でできています。
蚕(かいこ)が蛹(さなぎ)から成虫になるまで、外敵から身を守るために自分で作り上げた楕円球体の言わば「シェルター」です。
繭を使って美肌になれるって本当なの?って最初は疑ってかかってたけど、使って見てビックリ!!
本当に肌がツルツルのピカピカになるんですよ!
お肌に直接触れるものなんだから、できればナチュラルな物がいいなって思うんです。
繭玉は天然そのもの!無添加ですから。
その繭玉の使用方法は、蚕が作った繭をそのまま利用する…本当にシンプルでアナログな方法なんですよ。
お湯につけて柔らかくした繭玉を指にはめて、お肌をそぉ〜っとそぉ〜っとなでるようにクルクル滑らせるだけ!
たったこれだけで、お肌が一皮むけたようにツルツルになるんだから驚きです。
天然繊維である絹糸の表面には、セリシンと言う物質がフィブロインと言う絹糸本体を取り囲み繊維を構成しています。
割合から言うと、タンパク質繊維の「フィブロイン」が約70%、粘液状の「セリシン」が約30%となっています。
この「セリシン」とは蚕が繭を作るときに糸が解れないように糊としての役割をはたす液状の物質で、保湿効果の高いことで知られています。
ですから、繭玉を使って洗顔した後や入浴後のお肌は、セリシンの効果で驚くほどしっとりとりスベスベになります。
【フィブロインのはたらき】
●極細繊維シルク(生糸)の原料
グリシン、アラニンなどの小さな無極性アミノ酸が全体の約74%を占めています。
そのため結晶性が高く、分解しにくく、水に溶けにくい性質をもっています。
これがシルクの強い繊維として使用される特性なのです。
●高タンパク質低カロリーの機能性食品素材
本来絹糸の原料として使われていたので、結晶性が高く難消化性の食物繊維なのですが、これをパウダー状にしたものは、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールのLDL-コレステロールを低下させるだけでなく、肝臓中の脂質も低下させる働きをすることが、研究の結果わかってきています。
【セリシンのはたらき】
●保湿に優れている
セリシンは水分を含みやすく、人の髪や皮膚の角質層の主要タンパクであるケラチンにも同様に結びつきます。
そのため、肌に塗られたセリシンは表面でバリア膜を張り、肌の水分を保持する、保湿性の高い成分です。
●紫外線を吸収
セリシンは人体に有害とされる紫外線を吸収する性質があるそうです。
人体にとってもっとも有害とされる紫外線波長200〜300NMの紫外線の透過率のみが急激に下がることが分かりました。
これは、カイコが厳しい環境の中で生き抜こうとするうちに獲得した、生理機能からきているそうです。
肌の中の活性酸素は、メラニン色素生産の原因となる酵素チロシナーゼの働きを活発にさせます。
つまり、お肌を老化させる原因ですね。
近年、セリシンには活性酸素の働きを抑える能力があることが明らかにされました。
セリシンの活性酸素の働きを抑える能力は、ビタミンCと同じレベルで、シワやシミなどの皮膚の老化を防ぐ作用があると言われています。